--- 秋深し、落ち葉 ---


 
 落ち葉を踏むと、サクサク、ザクザク、ガサガサと独特の音がする。  

色とりどりの葉っぱ、秋だなぁ〜と感じる。  

駐車場の横に、大きなもみの木が立っているが、そこからの落ち葉が  

車をすっぽりと包み、そのまま走り出すと、葉っぱの塊が動いている  

ようで、見る人は振り向く。  

  「 なんなんだ〜あれは〜 」  

と。  

雨でも降っていれば徐々に流れ落ちるのだが、晴れている日は、町中に  

『落ち葉のごみ』を撒き散らして走る、爽快 ? いや〜迷惑な話である。  

 子供の頃は、その落ち葉を掻き集めて、小山の如く積み上げて焼き芋  

を焼いて、食べるのが楽しみでしたが、現代は落ち葉に火をつけて、  

そんな事しようものなら、すぐに消防署に通報され、大目玉を食らう  

始末。世知がない世の中になって来たものだ〜  

焼き芋は、ばか高い。  

  「 や〜き芋、芋、芋いらんけ〜 」  

の屋台の叔父さんから買うよりしかたがないのだろうか。  

フ〜フ〜言いながら  

  「 アチチチチ 」  

と手のひらで交互に飛ばして皮を剥いてほほおばる、  

あのうまさは、忘れられないですね〜  

 

   あつあつの ほおばる芋の うまさかな  


      

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