--- 冬将軍の粋な計らい ---


 
  ここ、連日の降雪、吹雪、大荒れの天候。今朝からほっかりと久方振りの快晴。  

北フルプスもすっきりと墨絵の如し。山は悪くまで白く影が薄墨と見事な一幅の絵  

に成っている。外気温は−2度しらいで海水温は高く「冬の蜃気楼」が出現。空気が  

澄んでいるから「くっきり」と・・・   

テレビでも放映していた。ベランダの窓を開ける。アンテナが・・・無い? 前日の  

大荒れの風で吹き飛ばされたのでしょう、屋根の雪の上で寝ている ? 「休憩かぁ〜  

疲れたのかぁ〜」 さぞ寒かったことだろうに、よしよし、暫く休んでいろ〜 それ  

にしても控え線も張って有ったのに激しい風にやられたのかね〜 天気も良いし少し  

屋根の雪降ろしでもやろう。屋根には1メ−トル位積もっている。スコップを入れる。  

重い。幾重にも折り重なった雪、霙、あられ、綿雪、段々と湿りと重みで屋根の瓦も  

「悲鳴」をあげて居ただろうに。「よしよしすこし軽くしてやるからなぁ〜」うまい  

事言ったって、何しろ「歳」には勝てない。第一゛足゜の踏ん張りが利かない、屋根  

から落ちて三面記事に成りたくないから、そこにあったロ−プで「命綱」にして体に  

巻きつける。10分くらいやったら腰が、あ〜 あぁ〜 あかん〜 残りはあ〜した  

にしようと言い訳がましく一人納得。「お〜い風呂わかせ〜」である。「お父さんも〜  

終わったの〜 ?」 「あした〜あした〜」 「そ〜 ?」 情けない一日であった。  


      

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