--- 晩秋から冬へ ---


 
 季節の歩みは、世の中何が起ころうとも、その「足音」は止まない。もう〜里の山  

すそでは「雪模様」だそうな。いよいよ「冬将軍」がやって来る。私は寒いのが苦手  

で身体の筋肉が縮こまってくるような気がする。  

 ここで、「熊騒動」とニュ−スで報じられて居ますが、逆に「熊」の立場から言うと、  

「ご先祖の爺ちゃん婆ちゃんの時代は各々縄張りがあり食べ物も沢山あり、子供  

たちもすくすく育ったものじゃよなぁ〜 俗に言う獣道を見廻り、山、谷、川を乗り越え  

春には緑に囲まれ、若葉を樹の実を、秋にはどんぐり、苺、柿の実などたっぷり腹  

一杯食べ脂肪を蓄えて雪が降る冬には穴を堀り子を生み、冬眠したものじゃよ」  

その獣道まで人間が開発し道路を作り、家を作り、人間の方が山の中に入り混んで  

来ているのである。それで「熊が出たぁ〜」と騒ぐのである。熊から見ると「人間が、  

自動車が来たぁ〜」と言うでしょう「こんな所まで来なくても〜」と、熊とは言わず  

獣達の嘆きであると・・・ 人間の我がままである。  


  

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