秋の雨上がりの山道、車がやっと通れる程の小道、 落ち葉で敷き詰められたサイケデリックな派手な色模様。 フロントガラスをさえぎり、後ろから舞い上がりながら 追いかけてくる枯葉。 路傍の杉の木林は、すっきりと枝打ちも終わり、冬支度 完了と、整然と立ち並び、私を見降ろしている。 広葉樹の大半は落葉し、針葉樹は緑を残し、山の柿の葉は すっかり落ち、実は熟し、すずなり。 雨上がりの露でキラキラ光る、一際目立つ「銀杏」の木、 真っ黄黄「もみじ」真っ赤赤 ! 木々は最後の厚化粧とばかりに「秋」をアピ-ルしている。 |