--- 葬 儀 ---


  
 枯葉が散る季節  

駐車場に吹くつむじ風に舞い上がる木の葉、  

隅っこに吹き寄せられた枯葉、  

車の上に降り注ぐ枯葉、  

それを拭おうともせず車を出す  

風は風、  

ぐんぐんスピードを上げ風で吹き飛ばす、  

葬儀場へ
 

なぜか、涙ぐんでいる  

人は必ず死ぬのだ、だが余りにも早い死  

なぜ、知らせなかったのか、  

なぜか、自分に腹立たしい
 

友よ、もう〜旅立つのか  

若い頃、笑顔の友よ、  

一緒に泣いた友よ、  

やはり、も〜行くのか、  

俺はとても、白骨になったお前は見たくない、  

いや、見れないのだ !  

私の心の奥にお前がいるから・・・
 

今夜は、さしでお前と呑もう・・・  

付き合えよ  

しんみりと秋の夜長、一人酒、  

そして一人ごと・・・  


       

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