--- 08年10月東北方面移動運用の旅 その1 ---



 かねてより計画していた、東北方面移動運用の旅に相棒とふたりで行ってまいりましたよ〜 忘れないうちにということで、だいたいのところをまとめてみました。 東北珍道中、見てやってください。


 10/4(土) 前日
 相棒のバクさんが名古屋より魚津へ入った。ビジネスホテルへチェックインした彼をピックアップして、ファミレスで、ローカルのM局と 合流。3人で夕食。 明日の打ち合わせと称し、歓談。いよいよ明日の朝6時に出発するのである。話は脱線しっぱなしながらも、いやがうえにも盛り上がること盛り上がること。 そして、基本的ルールが決定された。@この旅は、基本的には高速に乗らず、一般道でゆっくりと行く事、A車中泊はしないこと、(基本的にビジネスホテルにとまる)、決まったことはこれだけ。後は例によって脱線しっぱなし。 そして、解散。

 10/5(日) 第一日目
 約束通り、六時出発 !  バクさんが私をピックアップ。 早朝の八号線を北上〜 どんな旅になるのか、どんな人たちに出会うのかワクワクしてきた。未知の ? 東北へ〜 県境の宮崎のトンネルを過ぎると、早速CQ、CQ、CQで〜す、応答なし〜 青海に入り、0エリヤのOMからの応答あり。 「あれ〜? 何台か前の車にアンテナが上がっていたよ」 「間違いない」 ピンポ〜ンでした。早速コ−ル交換し、この旅のQSO第一局目です。なんだかんだと上越市までQSOいただき、ありがとうございました。 この局はマイクロ波を主にQRVなさっているようで話が弾み楽しいコンタクトでしたね。
 後は、カーナビ任せで何処をど〜走ったのか。何しろ気が付けば、も〜「猪苗代湖」だった。その間、CDでの音楽、落語と時間の経つのも忘れ、お任せ、お任せ〜。 車を降り、タバコを一服、湖は小波、少し肌寒い遊覧船の客もまばら、デジカメでの撮影、風景「はい、ポ〜ズ」「チ〜ズ」とか、撮影の邪魔にならないように腰をかがめて逃げるように歩く。 「腹が空いたね〜喜多方へ行ってうまいラーメンでも食べよう」 「そうしましょう」

[写真1;猪苗代湖にて。亀の遊覧船が入ってきました。] [写真2;猪苗代湖にて。私のスナップ写真。] [写真3;猪苗代湖似て。相棒のバクさん。彼は写真撮るのはすきだけど、写されるのが余り好きではないという。]
   猪苗代湖に着く途中にも、430、145MHZ、FMでのQSO戴きました。南蒲原郡、米山、五泉市そして見付市、喜多方市と慌しく走りながらのコンタクトで申し訳ありません。 さ〜てお腹も空いたところで、喜多方市に入りラ−メンのおいしい店を探す。あった〜あった〜「源来軒」喜多方ラーメン発祥の店ということで、相棒しっかり調べてた。前に来たことがあるらしい。
[写真5;福島県喜多方市内。源来軒の入り口の上部の看板。] 店に入ると、相棒はいきなり「ラーメン大盛り」を注文、私は「並」を・・・。 出てきたどんぶりの大きいこと。 「そんなに大丈夫〜」 「何が〜平気、平気」 「う〜ん ?」 私はただただ呆れて見ていましたが、並を食っている私より先に食べて、も〜爪楊枝をくわえている始末。 私も歳だね〜 うまいものも「少々」で結構。 負け惜しみかな〜 それにしてもなかなかのあっさりとした味で舌に後を引くと言いたい。 「う〜満足、満足」 「うまかったね〜」 さ〜て考えて見れば、あれ〜って「いくら〜」だったっけ〜 忘れた〜? 忘却とは忘れ去ることなりと訳の分からないことをつぶやきながら・・・そうだ〜ね、私の隣町にも「喜多方ラ−メン」と称して、大きな上り旗を揚げてやっていますが食べると「ぜんぜん違う味」だった覚えがある。
 そうこう言っているうちに「米沢市」に入る。今日の宿は「米沢α1ホテル」。 昨晩、相棒が魚津のホテルからインターネットで予約したのだ。米沢と言えば「米沢牛」として有名。それが〜「高い」。平民の食べれる「牛」ではないのである。予算を遥かに超えている。車のガソリンを入れにいった帰り、途中のマックスバリューで相棒が歯ブラシとコロンを買うというので、ついていく。と、入り口に宝くじ売り場発見!。これは買うしかないということで、オータムジャンボ宝くじを3千円分買う。あたるといいなあ〜。 で、ついでにそこで夕食の缶ビールと鮨の詰め合わせ、それにから揚げとイカのフライを購入。ホテルできょうの反省と明日のうちあわせをしながら食べることに。 第一日目はちょっと驚くくらい、予定通りのスケジュールで回れたことが怖いくらい。明日もこの調子でいきたいとこだけど、明日はちょっとタイトかなあ。などと話しているうちにビールの酔いもまわってきたので、早めの就寝。お休み〜。 

 10/6(日) 第二日目 
 目覚めると、小雨、ラウンジでのバイキング朝食。平日にも関わらず、満室状態だそうな。少々メタボ気味なので、軽く軽くと思いつつも、つい貧乏人の子せがれ、皿にあれやこれやと盛り込み、「まぁ〜言いや、食欲の秋」と自分に言い訳をし黙々と口に運ぶ。 相棒のバクさんも負けてはいない。さすが若さですね〜 最後にコーヒーで仕上げ、今日の予定を打ち合わせ。8時30分頃出発〜 
通勤ラッシュの中、CQを掛ける、即、応答あり。 南陽市〜米沢へのモービル、互いにコール交換しているうちにスライドしてしまったようだ。「富山からの人は珍しいですね〜」と、以外?と訛りがない。いやいや、そのうちにと思っていると出る出る、それが聞きたかったのである。
 小雨は止まず、今日の天気予報は一日雨。山道に掛かる。「蔵王にいこう。」 「うんうん行こう。山形側の蔵王でいいんだよね。」 「一番上まで行こう」 「えっ、上って?」 「もちろん、お釜のある方だよ。」 「ええっ、それって宮城県側だから、かなり距離あるよ。」「蔵王といったら、もちろんお釜のあるほうだよ。さあ、行こ行こ。」 「じゃ、行こう。てっきり山形県側の蔵王の一番高いところでCQ出すのかと思っていたよ。」 相棒は、まさか蔵王のお釜がある側へ行くとは思っていなかった様子。  ここまで来たら一番いいところでCQ出さないと悔いが残ってしまうというもの。雨しきり、小雨煙る山道、そのうち段々と木々の色の変化、「紅葉だ〜」 色づいたいい場所で車を止め、写真撮影。「やはり標高のあるところからいろずくね〜」 「濡れた紅葉もおつだね〜」 下界はまだ木々は色づいていないが一足先に深まる「秋」を見せてもらいました。
[写真6;蔵王のお釜のある駐車場に向かう途中で。] [写真7;蔵王のお釜のある駐車場に向かう途中で。バクさんの愛車、きんとん号。] [写真8;蔵王のお釜のある駐車場に向かう途中で。このあたりは少しずつ、色づいてきている。]
 そうこうしているうちにてっ辺の駐車場に到着。「ここが終点だぁ」 「では〜一発ここでCQをかけるか」 モービルホイップを利得のある長いのに取り替える。 「CQCQ、JH9IWH/7 蔵王山」 145、430でのQSO。宮城県仙台市、福島県石川郡、福島県相馬市、山形県南陽市、福島県二本松市、秋田県大館市、山形県東置賜郡などなど、沢山のQSO戴き感激していましたが、時間の都合でQRTし、ここでの記念の土産を買い下山。
[写真9;宮城県刈田郡、ついに駐車場に到着。] [写真11;駐車場にて。] [写真12;駐車場にて。]
[写真13; さっそく、CQをだして交信。] [写真14; ガスも出ていて視界不良。] [写真15; 数局にお相手いただきました。]
山形市を素通りし、天童市に入る。 天童と言えば、将棋。「将棋の館」に立ち寄り、弟が将棋が好きで碁盤も自作していましたので、奮発して「彫りこま」を購入。  駒もピンからキリまでで、ピシッ−と打った時の良い音だそうで、名人と言われる人の作、漆、彫り、うんちくを聞かされていました。次なる予定は「そば」にあり。  東北に来て、そばを食わずして、そばを語るなかれ〜
[写真16;さあ、七衛兵そばに到着。] [写真17; こんな門構え?じやなくて入り口。] [写真18; お〜うまい! おかあちゃんにたべさせたいねぇ〜 ]
 さてさて、次の予定は「うまいそば」を食べに ! 目指すは北村山郡「七兵衛そば」。これは有名な店であるが、とにかくカーナビにデータをインプット、あとは任せたよ。
[写真19; この蕎麦が田舎風の堅さでうまい! 大根の汁が辛くてまたうまい!] いまだ小雨の中、一路北上。東根市、村山市を過ぎるとわき道に大石田町もうすぐだが、かなりの山間部へ入ってきた。「こんなさびしい所にあるんかいなぁ」 「さぁ〜?」  相棒も不安、さらにわき道へ入る「あったぁ〜」 「なるぼど〜」 今日は平日なので駐車場に入れたが、土日だとこの坂にずらりと車が並び2時間、3時間待ちだと聞きました。  「ラッキ−でしたね〜」 店構えは、看板がなければまったく一般の家、兎に角入る。 食べ放題1000円の看板。 相棒はこれが気に入り、「ここに ! 」 相棒も「そば」が大好物です。 中は10畳2間6畳1間、長いテーブルがある。適当な所に座ってしばらく待つ。 「来た来た来た」出てきたそばは素朴な、つなぎなしのぼそぼそとした感じのそば。 大根汁が掛かっている、付け麺、漬物いろいろ「兎に角食べようぜ〜」「う〜んうまい〜」歯ごたえがあり、そばの味、そのもの、漬け汁もあっている。 相棒は「お替り〜」結構、量もあり私はお替り少しだけにし、後は相棒にゆだねる。漬物もうまい「おがぐりがっこ」「うまい、うまい」と満足そう〜
そばの写真をパチリ。外へ出てまたパチパチ。この近所にも何軒かの「蕎麦屋」があるが、ここだけが車が沢山止まっていた。大きなお世話かなぁ〜  私は子供のころのおばあちゃんのそばの味を思い出していた。さ〜て、満腹、今日の「宿」は大館市に予約を入れてある。 地図を見ると結構距離はある。 半端な距離ではない。とりあえず、カーナビにデータをインプットして走る。新庄市、金山町、雄勝町、湯沢市、横手市、田沢湖町ここら辺からがカーナビちゃんの示す方向が、おかしくなったのである。 右へ右へ行って要るような気がしていたが、やはりそのようだ。どうも高速道路に乗るように案内していたらしい。我々は原則高速道路を使わない旅にしようとしていたのに・・・  「ええぃ〜わかんなくなった〜大館に着くが遅くなるから、高速に乗っちゃえ〜」 なにせ、土地不案内のこととて、ここが珍道中のゆえんである。もう〜薄暗くなって来ている。  雨の性でしょうかね〜 その間、CQを出しながら行ったのですが、応答は一局のみ。
 ようやく大館市に着くももう〜すっかり日は落ち、「秋北ホテル」に無事到着、チエックイン。風呂に入り屋上のラウンジで夕食、夜景を眺めながらのひと時最後のコ−ヒ−をすすりながら物思いに・・・ はっと、気が付くとトイメンに相棒がいた、夢から覚めた思い(苦笑い)なかなか静かでいいホテルである。 風呂に入り。ゆっくりとベットに付く、いい夢を・・・ つづく。






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