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  --- 10年10月「東北 戸をたずねて 一人旅」 ---

 その2 



    10/18(月) 曇り後晴れ

 夜中に目が覚めた。3時半、少し風がある。小用のため外へ出るとさすがに寒い。ぶるブル。あわてて車のエンジンを回す。 暖房だぁ~ 時間はたっぷりあるので、ハムログのデーター訂正などゆっくりチェックしていたが、昨日の事はさっぱり思い出せない のである。歳のせいかなぁ~と自己反省しきり・・・ 明るくなったらアンテナをセットし、いつでも開始できるようにスタンバイする。 ここの駐車場では昨夜はやっぱり私だけだったのだぁ~ 夜中にだ~れも尋ねて来なかったようです、もっとも誰か来ても意識不明です から・・・ 冗談抜きで、それにしても「淋しい」ところですね。
 目が覚めたらすっかり明るい。08:00頃からQRVしました。雨もすっかり上がり、少し寒いのだがやっぱり、岩手ですね~  しかし快晴です。少しがんばらなくちゃぁ~いかんでしょう。すぐにパイル状態、ここの道の駅も珍しいのではないでしょうか。 岩手県九戸郡九戸村「道の駅25番」、約1100局QSOを終え、スタンプを押しに店の中へ試し押し、スタンプインクが薄いので 「すいませんがこのインクありますか」 「はい、はい」と歯切れがいい。若い店員さんなかなか親切、タイプだね~ まぁまぁ、 べっぴんさんとはいえないが、かなり訛っていて、そこが可愛ゆいのである。

 必死にスタンプを押していると私の後ろで老夫婦が立っている。いやむしろ待っている。  厚いノートを持って「スタンプですか、どうぞ、どうぞ押してください」 「ありがとうございます。それではお先に一つだけですから」  なんと沢山のスタンプが押してある。しかも「道の駅」ばかり ! 別に無線をやっている人ではないようだ。ようやく私も押し終えて車へ 戻り次は「八戸」へと準備をしていると、そこへ先ほどの老夫婦が。 「どこからこられたのですか」 「私、富山からです」 「富山ナンバーだったものですから・・・富山のどこから?」 「はい、魚津です」 「あぁ~蜃気楼で有名なぁ~ そうそう蛍烏賊も~」 「先ほどは失礼いたしました、ちらっと見ましたが道の駅のスタンプを沢山押して ありましたが全国行脚ですか」 「いや~ 夫婦で年三回ほど旅行をして歩くものですからいつの間にやら、集まったのですよ」  「すごいことですよ」 「私は目的は違いますが、規模が小さい小さい」 「あっははははは」 全国の温泉めぐり、 その他いろんな所を回って、偶然の出会いを楽しんでいる」とのこと、こんな老夫婦もいいですね。

 ここも合併になり、ナビとマッチしません。仕方なく、かなり道を戻りました。時間の無駄にしましたが、ようやく八戸市へ、 さすが都会の雰囲気、「道の駅」はかなり町外れの南郷町、ここはまだ田舎と言った雰囲気である。 早速セットしQRV、相変わらずパイルの嵐、なんだかんだと時間が過ぎて、もう夕暮れ、五戸町まで遠い、急ごう。 こうなったら五戸で、車中泊だぁ~ 次は三戸郡五戸町へ、その町のラーメン屋を見つけ飛び込む、それがぁ~ どんぶりでっかいこと、でっかてこと、食べきれない。それに茶碗飯が付いてくる。とんこつラ-メン、意外とうまい。 しかしね~ 「皆さんこれがふつうだべ」だって。 「この近くにお風呂やありますか」 「だば、まきば温泉がいいだぁ近いから、ここから 5分もかからねぇ~」 「ありがとう」聞いてよかった、おばあさんだよね。

 湯船に浸かりながら、50代位のおじさんと「戸」についての話から、昔年寄りから「この辺に四戸があったと聞いている」とのこと  「な~るほどやっぱり」 聞いてみるもんだね~ 今でもその姓を名乗っている家もあるとのこと。 そして近くのコンビ二の駐車場で一泊の予定、パソコンの整理をしていると、「JP7CCI入感局ありませんかぁ~ 応答願いま~す」 2メーターで「CQ」がでているのですぐに応答する。初心者である。なんだかんだと無線談義、「戸」の話、もたもたになっていたが 「今、何処にいるんですか」 「コンビ二の駐車場です」 「ベスト73です」5分くらいしたら車に「コン、コン」 と叩く音「また、職質かなぁ~」 「いや~先ほどは無線でありがとうございましたぁ~」 先ほどの川村さんだぁ。 近くの家だったようだ。富山の無話、無線の話、いろいろと一時間半くらいいたのかなぁ~ なかなか好青年の方でしたねぇ。 私の若い頃そっくり。「うっそう~」と言う声が聞こえそう。今日は、出会いの人がおおかったぁ~ これだから面白いのです。 あぁ~眠くなって来た。もう11時、毛布に包まってと・・・

                                                                             つづく


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