--- どっきり ---



 今日は、病院の厨房の栄養士である女房の休み。  

朝、突然に「赤ん坊1才」を抱いて、寝ている私の枕元へ来て、  

  「 はい ! あんたの子よ〜 」 と。  

  ・・・・・ ( ? ? ? ) ・・・・・  

頭の中を整理する。  

  ・・・ (  しかし、まてよ〜 そんなぁ〜馬鹿なぁ〜 あるわけがない !  ) ・・・  

男の子である。にっこりと人懐こい。かわいいね〜 俺の布団に入ってくる。  

  「 おい、おい、おれとねんねするのかぁ〜 」  

女房は笑って見ている。  

  「 今朝、病院の看護婦さんが一日預かって〜って 」  

と、大きなカバンにオシメ、着替え、哺乳瓶などなど入れて一緒に置いて行ったそうな。  

それにしても、朝からドッキリカメラじゃあるまいし・・・   

あぁ〜 びっくり〜   

  「 さぁ〜今日は天気もいいし〜 ドライブして温泉にでも行こうかぁ〜なっ 」  

女房だけがルンルン ! どうせ、今日はアッシ−君だろうが、私の予定は次の次、赤ちゃん優先、  

子供は小さい内はかわいいが、やがて口をきくようになったら大変だぁ〜   

それにしても他人の子を預かることの大変さったら、もう〜目が離せない。  

いったんぐずり出せば、眠いのか、お腹が空いているのか、おしめが〜  

  「 だって〜 子供は泣くのが商売みたいなもんでしょうがぁ〜 」  

と、せっせとかいがいしく面倒を見ている。  

我が子も一著前になったが、小さい頃を思い出し、喜んで赤ちゃんことばで、あやしている女房。  

やがて、人は老いて子供に戻って行くと言うが、女房殿は私を 「あやして」くれるだろうか ?  

今の内に女房孝行しておかなくては〜   

あぶないアブナイ・・・  


      

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