--- 厳冬の立山 ---



 ここ数日、小春日和にくっきりと北アルプスが威厳を持って目に迫る。  

時間の経つのも忘れ、車窓からの眺める山々、  

「も〜何年、登っていないかなぁ〜」  

3000メ−トルの山からの「真っ赤な日の出」、思わず手を合わせる  

素直さ。  

そしてこれまた「真っ赤に空を染めて沈む夕日」、地平線から見えなく  

なってもまだ明るい夕日、そして満天の星空、手の届きそうな「天の川」、  

煌く「流れ星」・・・  

山小屋での人との出会い、走馬灯のように次から次へときりがない。  

出るはため息ばかり、あの頃は一番幸せを感じていたのかなぁ〜  

剣岳、真砂子岳、冨士の下り立、大汝峰、雄山、室堂、思い出せば、  

自然と目がうるんで来る。  

数々の思い出、苦しかった事、感動した事、あの頂上の戴きでの自分の  

「素直」だった事。  

何よりも「人間のちっぽけ」さを思い知らされた事、山は雄大で、正に  

「神」が宿して居る所だと思うようになりましたね〜  

昔の「立山曼荼羅」の絵を見る毎に「極楽」と「地獄」の「立山信仰」が  

薄々と判るような気がする今日この頃です。  

あぁ〜もう少しダイエットして、あの「感動」を味わいたいですね〜  

夢の又夢ですかぁ〜  


      

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