過日、友人宅を訪ねコーヒーを飲んでいた時、そこの奥さんから、 「 Uさんの手、いや〜爪はいつもきれいに切っておられるがいね〜 足も〜 」 女って、何処を見ているのかね〜 旦那と比べて、隅々まで何気なく観察しているのだぁ〜 しかも、私は若いころから「靴下」を履かない主義でして。(そう言えば、芸能界にもそんなヤツがいたっけ) 私は職業柄、長靴や靴を履く時間が長く「みずむし」になるのがいやで・・・ 「爪」は、これも職業病 みたいなもので、特に食品を扱う者は常に清潔にと思いまして・・・ 話せば永くなりますが・・・ 若い頃、東京でのこと(洋菓子) まず、朝礼の後、チーフが、 「 さぁ〜一列に並んで〜手の平を、表、裏を見せて〜 」 まず、包帯している者、傷(特に化膿)している者、爪の長い者、手の汚い者、検査、髪の長いもの(茶髪) そんな人は工場に入れない、チーフはかっこいい角刈り、真っ白な縦になが〜い帽子、工場の中での地位 によって、その帽子の高さで判るようになっている。下っ端の私達は丸坊主、白い野球帽だ。真っ白な バーコートに真っ白な白いズボン、前掛けその脇に白いタオル、まぶしい白さだ、よ〜し、いつの日か 私もチーフになってやろうと憧れたものです。 |