我が家の向かいの小川に今年も「サケ」が帰って来た。何年前に放流された稚魚か 判らないが・・・ 何万匹を放流したのか、そのうちのたった5匹、私に言わせれば、超、超、超、エリート、 人間で有れば一ツ橋、東大、いや〜ケンブリッチ、いや〜それ以上の大学へ入るよりも 難しいのではと思う。 大海に出て天敵も多い事だろうに何とか生き残り、こんな小さな川へ遡るとは・・・ もっと大きな綺麗な川へ俎上し子孫を残せばと・・・ いや、むしろそのまま海で過ごせばもっと長生き出来るだろうにと。 しかし、悲しいかな、サケの本能である「帰巣」としての定めか、川の水の匂いか、 産卵してしまえばその命は絶え、からすの餌食か、青サギの餌に、そんな事を考えながら、 もう〜よれよれになって泳いでいるサケを見ながら、その断末魔の最後を見取る。 サケよ哀れ、次に生まれてくることが有れば、もうちょっとその選択肢を考えた方が いいよ〜と・・・ 合掌。 |