子供の頃の漁船は風を受けての帆かけ舟であった。まだ、角川河口に北前船(五百石船)北海道通いの 北前船・・・ それは、それは、一際大きく大きな帆を上げて走る雄姿は見事でしたね〜 風は夕方から陸から海へ、夜明けに海から陸へ、その風を利用して漁船は漁に出る、夕日に写るその影は 絵ハガキを見ているようで、一斉に50艙位は沖に出る夜の沖は一面、かがり火で、夜空の星の輝きに 負けず劣らず、キラキラと美しかったものです。 漁師は手ぬぐいでのねじり鉢巻で、船尾では、長い魯を左右に振り、巧みに操りその他は船側で大きな 平の魯を漕ぎ、掛け声を合わせて「エッサ、ヨッサ」とリズムよく勇ましい・・・ その後「焼玉」エンジンに変わり「ぽんぽん、ポン」と心地よい音に変わり、「あれ〜楽になったね〜」と 笑っていました。またその後、ジーゼルエンジンに変わりもっとスピードが出るようになったようですね。 時代ですね〜 刻々と海の様子も変わって来たようで昔を偲んで懐かしく思い出していました。 |