--- 雪の降るご近所の会話  ---



 「寒いですね〜」 「冬だからねぇ〜」だって〜  

ちっとも面白くも無い会話「積もりましたね〜」 「まだまだ〜」  

これもしらける会話、北陸ではあったり前田のクラッカーだぁ〜  

1mも積もれば「降ったねぇ〜」 「屋根でも登るかなぁ〜」  

「まだ、チェーンは要らないかねぇ〜」 「脇道さえ入らなければぁ〜」  

早朝「道凍っているねぇ〜」 「水の出ている道ばっかり走ればぁ〜」  

年寄りの会話、「買いもんに出ようかと思とんがいど〜」  

最後に「そしたら歩けばぁ〜 のたのたと〜 気〜付けられかぁ〜」  

「いやなら家から出んこといね〜 ち〜んとしとられんかぁ〜」  

「あぁ〜そう〜すっちゃ〜 ナンマイダ、ナンマイダ」  

「若いもんに頼まれよ〜 転んだら、また救急車だっちゃ〜」  

「そりゃ〜えらいこっちゃ〜 ナンマイダ、ナンマイダ」  

玄関から首だけ出して空を仰いで思案顔のお婆さん  

ブカブカの長靴を履いて出たり入ったり、「寒そ〜」  

「婆ちゃん止めとかれ〜 風邪ひくちゃ〜 そんな格好で〜」  

下校して来た孫が「おら行ってあげっからコタツに入っておられ〜かぁ〜」  

「そ〜かぁ〜ありがとう〜 ナンマイダ、ナンマイダ」  


  

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