--- 突然に その2 ---


                                                                                                                           
 酒田は今回で三度目である。不思議と毎回、こんな季節ばかりだ。

夜明けの「鳥海山」はデ〜ンと、どっしり構え、山頂から半分は雪を被っている。     

この山からは、幾度となく430、1200Mhz FM,SSBでQSOしている思い出深い山である。

出来るなら、一度は登って見たいと思っていましたが、車のタイヤは普通ラジアルだし、

山道にはかなり積雪もあるとのことで、断念し、庄内平野から見上げているばかり

でした。

国道七号線沿いは、コンビ二、フアミレス、スーパーと大変賑やかに並び、この

傾向は何処の街に行っても似たように、旧商店街の空洞化は否めない。

 さて、ようやく「お花」も買い、目指す「お寺」は本楯駅の近くと記してありま

したので走る。

国道沿い、田んぼ道沿いには、長い、長〜い「風よけ」の金属の塀がめぐらしてある。

たいがい「北」に向かって立っている、やっと「お寺」に着く。

寺の奥さんに案内されてお墓参りを済ませ、本堂脇の部屋にてお茶をご馳走になり      

ながら、あの「塀」の事を聞き、

  「 あれは〜やませ、と言う風よけのちゃ〜塀のこと 」

落ち着いた上品な物静かな奥さんであるが、私も話して居るうちに段々と「なまり」

に染まり、益々、早口になり、話しが盛り上がり、ついつい永居をしてしまったが、

愚妻は退屈そうなので、そそくさとお暇してきました。

 車に乗ったとたん、

  「 お父さんえらい楽しそうだったね〜よかったね〜 」

  「 なんで〜 」

  「 だって〜二人で何喋っているのやら、さっぱり半分も判らなかったもん 」

  「 そぉ〜かなぁ〜 」

  「 なまりが、ぽんぽん出てきて、言葉がつながらないもん 」

  「 うわっはははは〜 ざまぁ〜見ろ〜 」

  「 なぁ〜にそれ〜 」

機嫌が悪いのである。

  「 よしよし、途中でうまいものでも食べようか 」

滞在時間が短かったからあの程度ですんだが、一泊、二泊していたらと思うと・・・

 帰路「最上川」も見えたし、うまいそばも食べたし、「帰ろうか」やはり予報通り、

雨になってきた。

 PM2:00 酒田を出る。風雨ますます強くなるも、ガンガン飛ばしてトンネル

を抜けると朝日町だった。

 PM2:00 「ラクチーノ」の温泉に入り、PM:22:00 帰宅。

  「 あぁ〜くたびれたぁ〜 」       

かなりの強行軍だったが、目的を果たし、一安心。

こんどは「一人旅」にしょうかなぁ〜 


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