--- なんだか、変な気持ち ---


 
 また、気温が下がり、チラチラと小雪が舞う。  

県内でも、やはり山沿いは積雪あり、家々の屋根は真っ白に。  

  「 もう〜春やがに〜お別れけ〜寂しくなるがいね〜 」  

或る農家の叔母さん、  

  「 こんど、どんな人が来るがいろかねぇ〜年賀状ぐらいは送ってよ〜  

    ねぇ〜 」  

親父さんも  

  「 そいが、そうや〜そうや〜 」  

思えば、足げくもここに通って、も〜10年以上になる。  

ここの飼い猫、犬、羊、乳牛たち、春、夏、秋、冬、それぞれの思い出  

天気の良い日、それはそれは寒く、大雪、台風、大荒れの日  

なんとか、それらの日々も乗り越えて、ようやくここでリタイヤの日を  

迎える。まるで、小学校を卒業する時の気分、変な気分である。  

あの坂、あの道、あの曲がり角、信号の一つ一つを頭の中に覚え込む。  

随分と感傷的になってきたね〜。 ナイーブなハートの私でした。  

  

                   

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