--- 駐車場の野良猫たち ---


   
 秋冷の候、立山にはもう初雪が舞う。下界ではまだ、紅葉の兆しもなし。  

確かに秋あかねの姿、まばらなり。  

 駐車場の野良猫は、車の下にて、近所のおばさんがせっせと運んでくれ  

る夕飯の残飯を、我慢強く身体を丸めてじ〜っと待つ。そして飼い猫も  

それに加わる。その数、十数匹。終いには残飯の争奪合戦、食に預かる  

順番が決まっているようだ。  

やはり、強いやつからのようだ。だから私がやる時は、二箇所に分けて  

やる。後からやるのには、その日の「おいし〜い」のをやる。せめてもの  

判官びいきなのである、「残り物には福がある」である。  

 しかし、これから寒い「冬」に向かって、野良猫たちも大変たなぁ〜  

夜は、近所の寺の縁の下に間借りしているようだが、毛布を貸してやる  

訳にも行かず、毛糸のシャツをやる訳にも行かず、猫にとっては「小さな  

親切、大きなお世話」と言っているのかも知れませんね〜  

そうそう、忘れていましたが、残飯は「夜」に限りますよ〜 先日、早朝  

いつもの所に置いて帰ったら「からす」に横取りされていましたね〜  

からすは、賢く、電柱の上から「見てたのね〜」「猫なんかぜ〜んぜん  

へいき〜」 このからすにいたずらすると、私の車に「糞」を掛けて行く  

んですよ。アンテナもつつくし〜、実に賢いやつだぁ〜  


       

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