--- 東京・・・あぁ上野駅 ---


   
 長い間、東京へは行っていないですね〜 思い出の多く残した東京、  

つらかった東京、楽しかった東京、時にはときめいた東京。  

当時は上野駅が始発、終着駅で、各プラットホ−ムでの「訛り」と  

顔、顔、顔。  

各地方から上京することになるのだが、初めて「上野駅」に立った時  

のことを思い出す。  

これも人生の選択支ではあるが、運命にもてあそばれたような気が  

するのは私だけでしょうか!  

描いていた「夢」とは、飛んでもないこと、甘い、甘い。現実は厳しく、  

身にしみる。  

上野駅はそんな人達を飲み込み、吐き出す「駅」でもあったような気  

がする。  

「夢」破れて、春日八郎の唄ではないが「赤いランプの終列車」に  

飛び乗り、涙をこらえて去って行く人、別れを惜しむ人、  

「バンザ〜イ」で見送られる人。人生いろいろ、悲喜こもごも。  

田舎へ帰ろう〜 いなか〜なれ〜ど〜も〜さぁ〜  

あぁ〜あぁ〜されど〜上野駅、運命の出発駅でもあったのだぁ〜。  


       

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