--- 同窓会 ---


   
 何十年振りの「再会」でした。  

恩師もまだお元気で、車椅子での参加でしたがその面影は、  

昔のまんまでしたね。  

 さて、同級生とは言え、何しろ「小学校六年生」の頃〜  

男は大体その頃の面影は残っていたが、女は判らなかったね  

しかし、それぞれのどんな「人生」を送ってきたのか  

そして、どんな人との出会いで一緒になったのか  

興味があったね。  

 特に女は化粧、着物、アクセサリーでどんな生活をしているのか  

話し方も「しあわせ」を基準に若作り、見栄、しぐさ、そんなに  

無理しなくてもと思う人もいたが、まるでひと時のドラマを  

見ているようでした。  

 男では、頭の剥げ具合で、全く面相が変わりも真っ白の人も  

いたが、それにりに「苦労」もしてきたのだろうと思います。  

亡くなった人も、やはり想像を越えて、あいつもか〜あの子  

もか〜と、黙祷をささげる。  

病気、事故、と若くして逝った人達、これからが人生の  

仕上げだと言うのに残念でたまりません。  

そして、また「再会」となる日には、このうち、何人の人と逢える  

のだろうか、別れに、硬い握手をして、別れた、熱い、熱い  

抱擁をして〜 黙して語らず、ただ「うん〜うん」と〜  

余計なことを言うと、目からしずくが落ちるから〜  


      

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