夏のあつ〜い日曜でありました。寮の裏は学校のグランド、今日はお休みで、天気も いいので洗濯物を鉄棒に引っ掛け、乾くまで木陰で本を読んでおりました。 すると、足元に『どさっ』と鈍い音、野球のグロ−ブです。何時の間に来ていたのか、 気づかなかったのですが、同じ店のウエイトレスのM子、日頃はあまり話す機会もない のですが、歳の頃、私とほぼ同じくらい? 福島産、身長は165cmはあるでしょう、 ボイン、ボインのナイスバディ−、美形とは言えないが(失礼なぁ〜)、まだぁ〜言葉尻 には、少し『訛り』が残っていて、憎めない。 「 キャッチボ−ルしない〜 」 「 あぁ〜 いいよ〜 」 ど〜せ、女の子だからと5mくらい離れてゆる〜く投げていたら、どんどん、離れて行く ではありませんか ! 20m位で止まり、身体はやわらかいのか、サイドスロ−から投げる球もなかなかの 速球です。 「 お主、できるなぁ 」 と、私もム気になり、ビシビシと投げるも、 「 平気、平気 」 だと〜。 互いに汗びっしょり、 「 も〜いいだろう〜 」 「 ありがとう〜 久しぶりに投げたね〜 うっちゃんもやるね〜 」 「 えぇ〜っ? 」 「 他の人達はあまり、相手してくれないから〜 」 「 そぉ〜だったのかね 」 「 お店お休みだから(レストラン)つめた〜いビールでも呑みましょうよ 」 「 ん〜? 」 「 私達で貸切よ〜 」 「 ん〜? 」 勝手知ったる厨房に入り、大ジョッキで生ビール冷え冷えで 「 かんぱ〜い 」 「 かんぱ〜い??? だいじょ〜ぶかねぇ〜 」 「 平気、平気 」 こればっかりだぁ〜 私はジョッキ一杯でOKですが、彼女は、ピッチが早いのです。 「 お代わりしよっと〜 」 「 おいおい、大丈夫かね〜 」 「 平気、平気〜 」 「 また〜こ〜れだぁ〜 」 先が思いやられる〜 相当、酒にも強いらしい〜 つづく |