あっという間に夜になり、 「 来たわね、さぁ〜行きましょうか 」 チーフの奥さんと奥さんの友だち、それに私の3人は近くの 静かなレストランに入った。 「 あ〜 ウッちゃんははじめてね、私の友達のU子さん いつもなんだかんだと相談に乗ってもらっているのよ 」 「 U子です、噂は時々聞いています 」 「 はっ、そうですか、内山です。 奥さんにはいつもご迷惑 ばかりかけてお世話になっています、よろしく 」 それは、ちょっと小太りした30位のおとなしそうな人でしたが、 ぽっちゃり形と言うかお姉さんタイプ。 ところが、しゃべり出すとキャピ、キャピと忙しい。むしろ、騒々しい くらいの人、呆気に取られて、聞き役に周り、圧倒されています。 次々と私に質問の嵐 、嵐。 こんな、なんの取りえもない私に興味を示すのか、まじめが売りだけ、 いや〜むしろ、まだ、世間を知らないだけの私なのだ。 U子さんは、今まで出会った人たちとちょっと違ったタイプの女だ。 奥さんは私を教育しようとU子さんを連れて来たのだぁ〜 食事も終わり、 「 私はまだ、仕事があるから〜これでいくわ U子さん、 後たのむわね〜 」 「 はい、はい 」 「 ご馳走様でした 」 「 さ〜て、どこへ行こうか、静かな新宿御苑でも行って、 ゆっくりお話をききましょうか 」 「 はぁ〜? 」 雰囲気はそれなりに・・・ ちょっと違うんじゃないの〜 これってデートだよね〜 ぐいぐいと引っ張られて行く自分、どうなるの〜? つづく |