あぁ〜どうしょう、仕事に身が入らない。 「姉さん女房」と言う言葉が頭から離れない。しかも7つも上だよ〜 あぁ〜だめだぁ〜 これではアパ−トへ帰ったらU子さんが夜やって 来るのでは〜? 部屋の中へ二人っきりでいたら、あぁ〜ど〜うなることか〜! 「 そう〜なるだろう 」 と、チーフは他人事のように言う。 親父は「男としての責任は取れよ」と常日頃、言っていた。 しかしなぁ〜 俺の好みのタイプじゃないし〜 そうだぁ〜 あの娘がいた〜 当て馬だろうが、この際話してみよう。 それは、以前の店で働いていた娘でH子だ。 待てよ〜 これでは、チーフの浮気の時の俺と同じではないか! かわいそうだね〜 いや〜この際仕方がない。 「 当て馬、当て馬、仮の彼女、仮の彼女 」 と独り言。 いいのかなぁ〜 こんなことって許されていいですよね〜 私一人では、H子は出て来そうにもないので、この際、チーフに 頼んで3人で目黒の駅前で会うことになった。 つづく |