--- 私の青春時代 その38 ---

 

( 回想〜 M子の逆襲 )  



 すこし間が空いてしまいましたが、あれからいろいろと思い出したことも  

ありますから、ちょっと回想風に書いてみましょう。  

 今まで、いろんなタイプの女の娘達の出会いがありましたが、どこかに、  

触れただけで「水密の汁」が滴り出るような体つきの女が、そのM子だった。  

 ジ〜と見つめられるだけで、溶け入りそうな眼差し。なんだか罠にはまり  

そう。  

なんだかんだと理由を付けての『最後のデ−ト』と念を押して新宿界隈で遊  

んだ。  

  「 あぁ〜 遊び疲れたね〜 」  

  「 そうだね〜 どこかで一休みしましょう 」  

駒劇場の近くの茶店に入り、コーヒーとケーキで  

  「 これってあんたの作るケーキの方がおいしいわ〜 」  

  「 おいぉぃ、もっと小さい声で言えよ、店員さんに聞こえるよ 」  

  「 うふふふ・・・ 」  

  「 そんなに見つめるなよ 」  

  「 だぁ〜ってぇ〜 」  

  「 そう〜言えば今まで手もつないだ事もなかったっけ〜 」  

  「 そう〜よ〜 」  

  「 じゃ〜手に触ってもいいかなぁ〜 」  

  「 勿〜論、そこだけ〜? 」  

も〜ドキドキである。  

  「 キスもしていないなんて〜 信じられない私達って〜 」     

  「 え〜っ! 」  

  (・・・ もっと小さい声で言ってくれよ〜恥ずかしい〜 ・・・)  

段々と話は弾むがその雰囲気たるや、夢中から夢のなか〜  

    

                                    つづく         

                   

 次へ 

 戻る (私の青春時代のページへ)

 ホームへ戻る