なんだか〜変な気持ちと雰囲気。 (・・・ はめられたぁ〜 ・・・) と思うが、その気持ちと身体の反応は、別のようだ。 「 アパ−トはこの近くでしょう ? 」 「 ああ、そうだよ 」 「 じゃぁ〜ゆっくり出来るわね〜 」 「 でも狭いよ、たった三畳間だよ 」 「 えぇっ〜 三畳間〜? 」 「 そうだよ、昔から言うだろう? 立って半畳、寝て1畳って 言うだろう? 」 「 そうおぅ〜 ? ? 1畳ね〜 」 「 意味わかる? 」 「 判る、判るわよ、そおぅ〜?・・・ 」 彼女は何か勘違いをしているようだ ! にんまり含み笑いをしていた。 「 さ〜ていくかぁ 」 「 どこへ〜? 」 「 アパ−トだろう? 」 「 そう〜 そうだったわね〜 」 ここから歩いても五分も掛からない所にあるのだが、コマ劇場の裏通り には「つれこみ宿」が連なっている。 「 ねぇ〜 せっかくいい雰囲気になった事だし、ここで 一休みして行かない〜? 」 「 えぇ〜 もう〜すぐだよ〜 」 「 だって〜狭いんでしょう? 」 「 ここえかぁ〜? 」 私の手をすでに握っていて、ぐいっと引きずりこまれ、多少、強引に力強く 後ろから押され気味に薄暗い部屋に通された。 つづく |